ポケモン剣盾 シーズン2シングル使用構築 脳筋ゴリラの独壇場【最高229位、最終698位】
めちゃくちゃ久々に構築記事を書くミガワリですw
前回(多分半年以上前だけど)の記事を読んでくださった方はありがとうございます!USMではあの後あまりいい結果を残せなかったのですが、剣盾環境のシーズン2でやっと納得のいく結果が出せたので、今回使った構築を紹介していきたいと思います。
(このパーティは公開してあるのでよかったら使ってください!)
↑今期最高順位(シーズン終了の5日前ぐらい)
↑最終順位
構築経緯
前回のレート2000達成パーティに入れることができなかった嫁ポケのトリトドンを入れたパーティで剣盾環境で結果を残したいと思い、構築を考えました。シーズン1に襷ミラコカウンタートリトドンで結果を残した方がいましたが、自分としては7世代でも愛用していたチョッキ型のトリトドンで、敵の攻撃を利用して倒す邪道な戦法ではなく(その戦法を否定したり嫌っている訳では無いが)、正統派に殴って戦える型を探りました。
また、7世代の耐久振り眼鏡カプ・テテフみたいな感じで、8世代の脳筋ぶっぱマシンのガラルヒヒダルマに耐久調整をしてあげれば間違いなく強いと考え、パーティに組み込んでみました。
自分の戦いやすいパーティに仕上げていった結果、やっぱりサイクル重視のパーティになりましたwですが、ダイマックスを切るタイミング次第で戦況が大きく変わる今の環境では対面構築が頭一つ飛び抜けている印象で、今回使ったポケモン達も、パーティがサイクル重視とはいえ対面での殴り合いを想定した調整がされてるものが多いです。
個別紹介
実数値の覧での赤字は上昇補正、青字は下降補正。
ダイマックス技はD---と表現(ミミッキュのDじゃれつくなど)
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●みず | HP | 164 | 207 |
●じめん | 攻撃 | × | ||
だいちのちから | 防御 | 92 | 100 | |
トリトドン | ねっとう | 特攻 | 252 | 158 |
よびみず | れいとうビーム | 特防 | 102 | |
とつげきチョッキ | クリアスモッグ | 素早さ | 59 |
火力が足りなすぎるのでC特化
H16n-1、余りB
臆病C252サザンドラのりゅうせいぐんが確定3発、臆病C252トゲキッスのC2上昇DエアスラッシュorDマジカルシャインがステルスロックダメージ込みでも超高乱数耐え
今作でじわれを失ってしまった嫁ポケ。今回は地水氷の安定の技範囲はそのままに、いつもじわれだった最後の1枠に起点回避用のクリアスモッグを採用しました。ミミッキュやトゲキッス、カビゴン辺りが対面で積むのを許さないのが強く、撃つ機会は意外と多かったです。ただしトゲキッスのじゃくてんほけんが発動するので注意()
じわれが無いので受け崩しは厳しくなりましたが、ロトム(芝刈り機以外)やストリンダー、インテレオン辺りには比較的安定して受け出せますし、優秀な技範囲と耐性のおかげで対面で有利を取れるポケモンがかなり多かったです。ただ火力的に交代読みを決めない限りは交代先にあまり負荷をかけることができないのが残念。特にじわれが無くなった影響で回復技持ちの耐久型をばんばん投げられるので、受け寄りのパーティ相手にはあまり選出しない方がいいですね。
襷ミラコカウンター型と比べると選出率が落ちてしまうのは仕方がないですが、扱いに慣れれば8世代でもチョッキトリトドンは強かったです。
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●こおり | HP | 84 | 191 |
● | 攻撃 | 156 | 198 | |
つららおとし | 防御 | 60 | 83 | |
ヒヒダルマ | ばかぢから | 特攻 | × | |
ごりむちゅう | じしん | 特防 | 188 | 99 |
こだわりハチマキ | アイアンヘッド | 素早さ | 20 | 118 |
H16n-1
陽気A252いのちのたまミミッキュのDじゃれつくを高乱数耐え
臆病C252ドラパルトのDだいもんじを超高乱数耐え、控えめC252サザンドラのだいもんじを超高乱数耐え
Sは無降りミミッキュ抜き抜き、余りA
構築のエースにのし上がった最強ゴリラ。耐久調整はダメージ感覚が分かる上位の人相手に特に役立ちました。そして何より特性と持ち物で上がりに上がった火力から放たれる攻撃はほんとに強かった。ドサイドンナットレイブラッキードヒドイデカビゴンが相手でもダイマックスされなければ基本一撃で粉砕できます。また耐久調整のおかげでダイマックスしたドラパルトやトゲキッスも型次第で1発耐えてからの一撃で倒せたりします。
やはりヒヒダルマという種族自体がスカーフを彷彿とさせるので、初手で火力アップアイテム持ちのドラパルトサザンドラと対面しても引いてくれることが多かったのも良かったと思います。ハチマキでも初手に投げやすく、絶妙な耐久と超火力、ときどきつららおとしの怯みで多くの試合を制してくれました。
ですがもちろん弱い点もあります。スカーフじゃないことがばれた時は上からの高火力で処理されてしまいますし、初手にまもる系の技を打たれると特性のせいで拘りがばれて、ダイマックス以外での拘り解除はできないので、相手側有利な交代択をしなければなりません。ダイマックスを切らないと起点になってしまうという場面ではちゃんとダイマックスさせることも大事です。まあこの他の懸念点はつららおとしを外した時のディスアドが想像以上に大きいってことですかね。(実際それが敗因で負けた試合はそこそこ多い)
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●ドラゴン | HP | 60 | 171 |
●ゴースト | 攻撃 | 116 | 155 | |
ドラゴンアロー | 防御 | 244 | 126 | |
ドラパルト | ゴーストダイブ | 特攻 | 108 | |
すりぬけ | そらをとぶ | 特防 | 4 | 96 |
じゃくてんほけん | だいもんじ | 素早さ | 84 | 190 |
ダイマックス時、陽気A252ごりむちゅうヒヒダルマのつららおとし+陽気A252いのちのたまミミッキュのかげうちを高乱数耐え
最速インテレオン抜き、余りA(Aにできるだけ努力値を回したい)、Dは端数
ダイマックス率はパーティの中では一番高く、一応構築の軸。まあ強いよねっていう型ですね。型に関しての説明はおそらく不要かな(書くの面倒くさいだけ)。ダイマックスすれば抜群特殊技でもなんとか耐えるので、両刀ですがDは落とさずCに下降補正をかけました。
とりあえずエースバーンが重かったこと、それから対ミミッキュでじゃくてんほけんを発動させやすいことからBに厚めの型にしました。ただ調整意図がいまいち。この調整がそのまま生かせたとしてもダイマックスの仕事量としては不十分なので改良した方が良さそうですね。
まあなんだかんだでこのポケモン自体のスペックが高いので、選出に困ってとりあえずこいつをつっこんでおいたら無双しちゃうってケースが意外とあったので、皆さんも困ったらとりあえずドラパルトを投げときましょう。上位ではじゃくてんほけんを4ぬほど警戒されましたが。
●でんき | HP | 252 | 157 | |
●ほのお | 攻撃 | × | ||
ボルトチェンジ | 防御 | 127 | ||
ロトム | オーバーヒート | 特攻 | 252 | 172 |
ふゆう | 10まんボルト | 特防 | 127 | |
オボンのみ | でんじは | 素早さ | 4 | 107 |
調整があんまり思いつかなかったのでとりあえずHCにぶっぱ。
余りS(麻痺込みで最速ドラパルト抜き)
どうしてもトゲキッスが重かったので、受け崩し用だったわるだくみ持ちカットロトムから変更して入ってきたヒートロトム。持ち物は場持ちを良くするためになんとなくオボンのみにしましたが、結構いい感じでした。
ボルトチェンジでサイクルを回しやすく、1発の火力が高めのオーバーヒートと安定の10まんボルトで攻めても良し、でんじはを入れることでヒヒダルマやドラパルトが上から殴れるようにサポートもできるという万能家電でした。最悪25%の痺れという勝ち筋を作れます。
余談ですが、型紹介カードのロトムのドット絵が他とちょっと違うのは、フォルムチェンジロトムのドットが同じサイトに載ってなかったからですw
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●ひこう | HP | 252 | 205 |
●はがね | 攻撃 | 107 | ||
アイアンヘッド | 防御 | 140 | 157 | |
アーマーガア | とんぼがえり | 特攻 | × | |
ミラーアーマー | こわいかお | 特防 | 116 | 120 |
ゴツゴツメット | はねやすめ | 素早さ | 64 |
Hぶっぱ
陽気A252いのちのたまミミッキュのA2上昇Dゴーストダイブを確定耐え
余りD、Sは最遅
無邪気C4ドラパルトのだいもんじ辺りなら確定3発
よく分からない型に仕上がったHBベースのアーマーガア。このパーティのクッション役です。最遅タイプ:ヌルと同じ感覚で最遅にして、後攻とんぼがえりから対面操作できます。
クッション型タイプ:ヌルとの違いは、1つはトリトドンと相性補完がいい点です。7世代でもエアームドやテッカグヤとトリトドンを組ませていたので、アーマーガアトリトドンの並びでもなかなか噛み合いました。もう1つは安定した回復技を使える点。相手のダイマックスターンをはねやすめで凌いだり、受け切れなくても数ターン持ちこたえてくれるだけで役に立ちました。
ところで、こわいかおの採用に疑問を持った方は多いと思いますが、もちろんネタなんかではありません。ダイジェット環境と言われる今の環境で、麻痺によるS操作はとても強いです。しかし、メガストーンやZクリスタルが無くなり、再びラムのみを持つ抜きエースが増えているので、でんじはやへびにらみを無効化されやすくなっているとも言えます。しかし、こわいかおは状態異常ではないのでラムのみ持ちにも有効で、おまけにドリュウズなどの元々でんじはが効かないポケモン相手でもS操作をすることができるのです!
……という感じで魅力を語りましたが、実際はそんなに使えてないんですよね()でも可能性を秘めている技なので、うまく使える自信がある方は採用したみてはいかがでしょうか?
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●ノーマル | HP | 156 | 255 |
● | 攻撃 | 100 | 157 | |
アイアンヘッド | 防御 | 252 | 117 | |
カビゴン | かみなりパンチ | 特攻 | × | |
あついしぼう | ばかぢから | 特防 | 130 | |
たつじんのおび | じわれ | 素早さ | 50 |
H16n-1
陽気A252ごりむちゅうヒヒダルマのばかぢからを高乱数耐え
余りA
キョダイマックスとは無縁のカビゴン。広い技範囲でパーティの穴を埋めるような型になりました。特にギャラドスを見たら絶対投げます。ここまで多彩な技範囲を持つカビゴンはそう読まれません。
弱点を突かないと殴っても大した火力が出ないので、最悪じわれします。トリトドンがじわれを使えなくなったので代わりに使わせるか的なノリで採用しましたが、受け崩しの手段として使えたり、Dじわれにして地面技として撃ったり、ワンチャンを掴んだりできたので、採用して正解だったと思います。
キョダイカビゴンが使えるようになったシーズン2で、逆張りしてちょっと変わった型のカビゴンを使ってやろうと思ったのですが、上位ではおそらくキョダイ個体ではないたべのこしカビゴンばかりだったので、キョダイ個体使ってない自慢はできそうにないですね(そもそもするつもりなかったけど)。それでもたつじんのおびカビゴンを使ってた人はほとんどいないでしょう。
このカビゴンは、調整そのままで技構成を変えるだけでも相手できるポケモンが変わってくるので、カスタマイズ性が高く面白い型だと思います。キョダイカビゴンを捕まえそこねた方はこの型をパクってみてください()
最後に
このパーティについて語りたいことはまだまだあるのですが、長くなりすぎても読んでて飽きてしまいますし、あまり慣れてないパソコンでここまで書くだけでも結構疲れちゃったのでここまでにしておきたいと思います。今期は最終日前辺りで多少の忙しさとモチベ低下が起こり、早めに撤収してしまいましたね。最終日まで戦い続ける人の精神力ってすごいなぁ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!それではまたいつか